ボトックスと美容鍼は併用出来る?


お顔のしわにお悩みの方は多くいらっしゃいます。
美容鍼はしわに効果的で眉間の縦じわやおでこのしわが薄くなります。
今では美容医療も多く存在し、しわに有効なものではボトックスがあります。
美容鍼とボトックス、どちらもしわに効果的ですが、
両者の違いは、それぞれの強みと弱みはどんなところがあるのか。
また、中にはボトックスをすでに受けられているが
美容鍼もやってみたいという方のために、
二つを併用することは可能なのかという点についてご紹介していきます。

 

ボトックスではボツリヌス菌からつくられたボツリヌス毒素製剤というものを注射します。
毒素という言葉や、ボツリヌス菌自体が食中毒の原因でもあるため怖く感じる方もいるかもしれませんが、
人体に有用なたんぱく質だけを抽出、さらに希釈したものを使用するので、身体に毒性があるということはありません。
筋肉を動かすときに神経伝達物質であるアセチルコリンが放出され、筋肉が収縮しますが、
ボトックスはこのアセチルコリンの分泌を抑え、筋肉を弛緩させます。
今まで固まっていた筋肉が緩み、それを周りの筋肉が補って引っ張ることでしわが解消されます。
表情筋の収縮によってできた眉間の縦じわ目尻のしわエラの張りなどに効果的です。

ボトックスの強み

ボトックスは手軽に受けられるのが他の美容医療と比較しても大きな利点と言えるでしょう。
気になるところに注射をするだけなので、15分ほどの治療で終わります。
ボトックスで注入するのはたんぱく質なので、変に身体に残ったりせず体内で分解され排出されるというのも安心です。
美容医療で付きまとってくるダウンタイムの問題も、ボトックスではほとんどないのも大きな強みとなっています。

ボトックスの弱み

稀にボトックスの注入量が多すぎたり、注入箇所がずれたりすると周りの筋肉に影響を及ぼしてしまい、
表情がひきつってしまうことがあります。
また効果が出てくるのはおでこや目じりは早くて3日後~、平均して約2週間後と言われています。
効果の持続期間は3か月~半年と言われていますので、ボトックスの効果をキープしたい方は年に3、4回は注射をしなくてはなりません。
ボトックスは1回当たりは数万円と、ほかの美容医療に比べると高くはありませんが、
回数を重ねると金額もかさみます。
施術後はボトックスが拡散してしまうと本来の効果を発揮できなくなってしまうので、
過度な飲酒、激しい運動、マッサージ等は控えるようにしなくてはなりません。


美容鍼の概要を簡単にご紹介します。
美容鍼は皮膚への作用、筋肉への作用、お身体への作用があります。
皮膚への作用は、皮膚層にあるコラーゲン・エラスチンに刺激を与え、生成が促されます。
これにより肌組織の改善が起こり、キメが整います。
筋肉への作用は、しわやたるみの原因となっている筋肉に直節鍼をすることで
凝り固まっているところを緩め、やせ細ってしまったところの老化を防ぎます。
お身体への作用は、美容鍼の施術と同時に全身調整をします。
お顔のみの鍼と比べてより効果が得られ、効果の持続期間も長くなります。

美容鍼の強み

美容鍼はお顔に鍼をするだけでなく同時にお身体にも鍼をして
全身治療を行えるのが他の美容医療との最大の違い
と言えます。
お顔のお悩みでお顔に症状として出ているのは約2割程度と言われ、
残りの約8割は身体に原因があるとされています。
お顔だけに美容鍼をされるのでも効果はあるのですが、
より高価を得る、効果の持続期間を長くするためには、
全身治療で根本から身体を改善してあげることが有効です。

さらに美容鍼は、ダウンタイムがないのも利点の一つです。
美容医療の場合はダウンタイムを考慮しなくてはならないので、
その間の仕事や予定に影響が出る場合もあります。
美容鍼でしたら当日から翌日に、身体が鍼によって良くなろうとする力が働き、
多少のだるさを感じる程度です。
だるさは全員が全員出るわけではなく、かといって出ないから効果が薄いというわけではありません。

また次の項目で弱みを挙げていますが、美容医療に比べるとこれといった大きな弱みでないことも美容鍼の利点です。

美容鍼の弱み

美容鍼での弱みを挙げるとすると、痛みと内出血です。
鍼の太さは0.14mm程でとても細いですが、全く痛みが生じないわけではありません。
鍼が刺さる瞬間にチクっとする痛みが生じることがありますが、ほとんどの方が思っていたより痛くないとおっしゃっています。
また内出血も、どんなに経験をお持ちの鍼灸師の先生でも全くないとは言い切れません。
鍼の場所、深さ、太さ、またお客様のお身体の状態によっても出血がみられ、内出血として残る場合がございます。
小さいものですと数日、大きいものでも10日~2週間で消失します。メイクをするとほとんど目立たなくなります。
ですが結婚式を控えている、撮影等があるなど、内出血がお顔に残りたくない場合は頭皮に鍼をするだけでも
リフトアップは可能ですので、施術前にご相談ください。

美容鍼とボトックス、それぞれの強みと弱みを挙げてきました。
他の美容医療もそうですが、ボトックス治療を受けているがと美容鍼も受けたいという方も中にはいらっしゃいます。
結論から申しますとボトックス治療をされている方でも美容鍼を受けていただけます。
ですが注意点もございます。
美容鍼をすると血流が良くなることで代謝も亢進し、ボトックスの成分の分解を早めてしまうことがあります。
ですのでボトックスをされた部分への鍼は避けること、また他の部分への鍼も通常よりは刺激力を弱めにして調整させていただきます。
美容医療はそれぞれ特化した部分が存在します。

もししわに長年悩んでいて、一刻も早くなくしたいその為なら多少のリスクがあっても構わないようでしたら、
ボトックス治療が最善なのかと思います。
しわは気になっているが、ゆっくりでもいいので薄くなったら嬉しいあまり副作用は出てほしくない、というような方でしたら
美容鍼でメンテナンスをしていく方がご希望に添えることができると思います。

美容医療は様々な種類があり、それぞれ特化した部分があります。
ですのでその部分に関しては相当な研究、技術開発が成されているのでお悩みの対象療法としては最適かもしれません。
しかしながらある程度のダメージをご自身のお身体に受けることが懸念されます。
各美容医療のメリットやデメリット、美容鍼のメリットやデメリットをを踏まえたうえで、
お客様の理想に一番近づける方法が見つかればと思います。
今回はボトックスと美容鍼でしたが、他の美容医療との併用についても書いていますので、そちらも併せてご覧ください。
もちろん美容医療を受けているからといって美容鍼ができないわけではございませんので、
ご来院された方は問診の際にご相談ください。
またご来院の前に効いておきたい方などは、LINEやInstagramでもご質問いただければお答えしますので、
そちらもご活用ください♪
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